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ユダヤの長老が明かす日本の戦後病理の原点②

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『日本人に謝りたい』 モルデカイ・モーゼ(著) 久保田 政男 (翻訳)  日新報道

モルデカイ・モーゼ 略歴
1907年ウクライナのオデッサ生まれ。父親は哲学者で革命家。ベルリン大学で政治学、哲学を専攻後、国際連盟労働局で極東問題を担当。独ソ不可侵条約が結ばれると、その本質がユダヤ勢力の抑圧にあることを看破し、ハルビンを経て上海に亡命。「サッスーン財閥」の顧問となり、日本の国体、神道、軍事力の研究に従事。1941年米国へ亡命、ルーズベルト等のニューディール派のブレーントラストとして活躍。1943年頃から対日戦後処理の立案にも参画。戦後十数回来日。


第3章 日本人の知らない東京裁判の本質

●「大東亜戦争」と「太平洋戦争」

日本の首相は、国会などで共産党、社会党から大東亜戦争責任論を質されると、おおむね、「後世の史家の判断にゆだねられるべきもの」という意味の答弁をするのを常としているようである。これは日本の一般ジャーナリズムの東京裁判の宣伝をほとんど鵜呑みにして、日本が戦争責任の火の粉をかぶるのが当然であるといわんばかりの軽挙からみれば、主体性のある態度といわねばならない。

ここで一つ是非注意しておきたいことは、「太平洋戦争」という言葉である。日本には本来この「太平洋戦争」という言葉は存在しない。これは勿論、戦後占領軍がそれこそ押し付けたものである。

戦後、いろいろな方面から大東亜戦争に関する歴史書が出ているが、その中に「太平洋戦争」という言葉で語っているものが如何に多いことか。これではその歴史書はアメリカ側の立場に立って全て書かれたものと考えられて致し方ないのであるが、著者達はそれで満足なのであろうか。

問題はそれだけではすまない。日本の歴史には「太平洋戦争」という戦争はないのである。あったのは「大東亜戦争」である。よく考えてみる必要がありはしないか。これは明らかに歴史の偽造に他ならない。「日中戦争」然りである。あるのは「支那事変」である。

戦後史の跛行性という点で戦後日本は真の日本歴史の構築を放棄したのではないかとしばしば指摘されるのであるが、これでは戦後からではなく昭和16年の時点からすでに、日本歴史の真の構築を放棄していたことになりはしないか。

占領中そういう呼び名を強制されていたのは止むを得ぬかも知れないが、今日に至るも依然としてそれから脱脚できないのはどういうわけか。これは、ジャーナリズムが依然として「太平洋戦争」という言葉を使用していることに関係ないことである。日本人自身の問題である。憲法とは違って、改正の手続の問題もない。ただ正しい歴史観の認識の問題のみである。

〈中略〉

●ゲッベルスは戦後日本の予言者だったのか

ドイツのゲッベルス宣伝相は、ドイツ国民に与える警告として次のような内容の文書を1934年に公布している。

それは、非常に強大な超国家的勢力が、文明の破壊にもつながる心理戦、神経戦を挑んできている。これに対してドイツ国民は十分警戒せねばならない。この心理戦、神経戦の目的とするところは、人間の純度を落とすことにより現存する国家を内部からむしばんでいこうとするものである。

ゲッベルス宣伝相が挙げたこの超国家的勢力の狙いとする心理戦、神経戦とは次の如き大要である。

「人間獣化計画」

愛国心の消滅、悪平等主義、拝金主義、自由の過度の追求、道徳軽視、3S政策事なかれ主義(Sports Sex Screen)、無気力・無信念、義理人情抹殺、俗吏属僚横行、否定消極主義、自然主義、刹那主義、尖端主義、国粋否定、享楽主義、恋愛至上主義、家族制度破壊、民族的歴史観否定

以上の19項目をつぶさに検討してみた場合、戦後の日本の病巣といわれるものにあてはまらないものがただの一つでもあるだろうか。否、何一つないのを発見されて驚かれるであろう。ゲッベルス宣伝相は、戦後の日本に対する予言者だったのであろうか。

戦後生まれの人たちにはピントこないかも知れないが、これらは正常な人間の頭で判断すれば人類の文明の破壊につながるものであることは一目瞭然である。人間の純度を落とし、本能性に回帰させようというものである。

ゲッベルス宣伝相が警告を発した第二次大戦前の時点でどれだけの人がこれを真に人類の文明への挑戦として脅威的に受けとったかは分らない。しかし第二次大戦が終わってみると、日本へはこれら一連の風潮が忍者の如く忍び寄って完全ともいえるほどに定着してしまっていたのである。

これらを戦後日本へ持ち込んだのは一体何者なのか。また、これらがこれほど完全ともいえる状態で日本に定着したのは何故か。
 
話を戻してみよう。精神衛生面の虚無性が何故に経済の高度成長をバックアップするのかという疑問も前述の19項目をみると直ちに理解されると思う。これらが日本人の間に巣喰ってしまうと、楽しみはただ「カネ」ということにならざるを得ないであろう。つまり、すべてを「カネ」のために、という思想が強烈なものにならざるを得ないのである。いわゆるエコノミックアニマルの徹底ぶりである。

ここにエコノミックアニマルと、「アニマル」なる語が使われているのは、ゲッベルス宣伝相の警告にあった「人間獣化」と一致していて面白い。エコノミックアニマルという言葉は、パキスタンのプット外相(のち大統領)が言った言葉だが、急所を突いていると思う。

高度成長のほとぼりもさめた今日、日本人が真剣に取り組まなければならないのは、この精神衛生面の虚無性である。志ある人々は皆、日本はこのままでいいのかと憂えている。

何故、前述のゲッベルス宣伝相の警告にあるような思潮が今日の日本に定着してしまったのか。また一体誰が巧妙に持ち込んだのか。持ち込んだ時期は終戦後のどさくさにまぎれてのことであるのは誰にでもわかることだが……。

さらに、忠実な残置諜者とでもいうべき、これら病巣をタブーとして固持、培養している勢力は何か。その勢力とこれを持ち込んだ勢力との関係は如何。今日の日本にとって最も大切なことはこれらを解明することではあるまいか。

さらに、これらの病巣の残置諜者たる勢力が金科玉条としている日本国憲法の作者は誰か。この日本国憲法の隠された狙いとは如何なるものか。そのルーツは。これらの諸問題にメスを入れることは今日の日本にとって焦眉の急といわねばならない。

これらの病巣のコーディネーターの役割をしているのが日本国憲法であることは何ら疑いを入れない。しかしもう少し考えてみると、この日本国憲法を持ち込み残置諜者を利用してタブーの網を張り、信仰という宗教的呪縛性でもって、あたかも千古不磨の大典の如く日本国憲法を最大限に活用している勢力は一体何なのか。さらに、この日本国憲法を最大限に利用するため準備行動として東京裁判という予行演習を演じていることも見逃せないことである。

●東京裁判は単なる復讐に非ず

東京裁判は、日本の戦後史の始まりである。

今日までのこの東京裁判に関する分析、評価は、残念ながら、初歩的な感性的認識の域を一歩も出ていないようである。現在まで一般に考えられているのは「復讐の儀式」と形容されるものの類いである。これはインドのパール博士の意見等を踏み台にしたものであろう。一面の真理を突いたものであることは確かである。 〈中略〉

「復讐の儀式」という説をとる場合、説明として出されるのが植民地を失った帝国主義国の復讐ということであるようだ。確かに、シンガポールの敗軍の将パーシバル中将がフィリピンでの山下将軍の裁判の席へ招かれている。これこそ、真に復讐以外の何物でもなかろう。パーシバルは、フィリピン戦線の山下将軍とはなんの関係もなかったのであるから、このような点を見せつけられると、なるほど「復讐の儀式」説も分かるというものである。

だがしかし考えてみると、帝国主義の植民地喪失の復讐といった場合、主役のアメリカは当てはまらない。アメリカは植民地を何ら失っていないからである。

なお、フィリピンはルーズベルト政府の時代から安上り支配のためには名目上の独立を与えた方が得策として独立を認める予定になっていたものである。

●なぜ満州事変以後が侵略戦争なのか

さて、この東京裁判の結論で非常に奇妙なことが一つある。裁判の本質にメスを入れる前にこの点を明確にしておくことは重要である。

この裁判の結論は、満州事変以後を「日本帝国主義」の「侵略戦争」であるとしている。林房雄氏の「大東亜戦争肯定論」に面白いことが出ている。それは、ある共産党員が日露戦争を侵略戦争と規定すべきかどうか迷っているという意味のことである。これは彼の主体性のなさを物語る格好の証左であるが、また非常に重大なる問題提起でもある。何故、満州事変以後が侵略戦争で、日露戦争、シベリア出兵、第一次大戦は「日本帝国主義」の「侵略戦争」ではないのか。これは奇妙なことではないか。

その理由はハッキリしている。これら満州事変以前の戦争が米英仏等の利害と衝突しないからである。否、むしろ利害が一致していたのである。日露戦争は「英露戦争」とも欧米では呼ばれているぐらいである。帝政ロシアの南下政策に脅威を感じた英国は、帝政ロシアの南下を防ぐものとして日露戦争を歓迎していたものである。日英同盟を結んだのも、その意味で考えればよい。

またシベリア出兵こそ、その意味では日本を攻撃するのに最も好都合な材料かも知れないが、これも侵略戦争という刻印を押しづらい。何故か。アメリカも出兵しているからである。第一次大戦はどうか。これはもう地中海まで日本海軍はイギリスのためにお付き合いしているのであるから、文句のいいようがない。

結局、これらの戦争に関して日本を悪玉に仕立てようと試みると、欧米列強自身も火の粉をかぶることになりそうである。上を向いてツバをはくことになる。

一方、満州事変、支那事変、大東亜戦争は議論の余地なく、米英仏等と利害関係が対立するものである。これを徹底的にとっちめない法はない、ということである。

今、米英仏などと国家単位で述べたが、この稿の目的とする超国家的勢力を主役とする歴史観からするとやはりこの大勢力との利害の衝突、利害の一致の問題が、前述の国家単位の歴史観とピタリと重なるのである。この点、どちらから説明しても同じである。しかし後に述べるように、超国家的勢力を主役とした歴史観の方がより正確な史実の分析が可能であるということである。

この超国家的勢力は近世史を事実上動かしてきたものであるが、日露戦争においても日露両方へ資金援助をしているのである。この勢力が得意とする両建て主義である。別名、釘抜き戦術ともいわれる。つまり、釘抜きのごとく両方からはさむという意味である。

この勢力は、日露戦争を大歓迎していたのである。その理由は、ツァーの打倒を至上目的としていたことにある。これでは、いくらなんでも日露戦争における日本を侵略者とはいえないであろう。

さて次なるシベリア出兵問題は、大変複雑である。これは従来の教科書的歴史観にとらわれていては、何がなんだかさっぱりわからないであろう。

まずロシア革命といわれる事件であるが、これをプロレタリア革命などといっていたのではお話にならない。これは当時の欧米の新聞論調が皆「ロシア・クーデター」と呼んでいる如く、欧米の新聞のほとんどはこの大勢力の支配下にあるのであるが、単に首がすげかえられただけである。ツァーからこの大勢力ヘ。

したがって、日本がシベリアへ出兵したということは共産主義革命を叩きつぶすためということにはならない。これら大勢力に対する挑戦ということになるはずである。そうとあれば、東京裁判の主役たるこの大勢力の怒りを買い侵略戦争というレッテルを張られること必定と思いきや、事実はさにあらずというのが実情である。では何故このようなことになるのか。それはアメリカも参加していたことに原因がある。

アメリカのウィルソン大統領は日本が出兵を宣言するや、その翌日に早くもアメリカの出兵を宣言しているのである。中立主義、孤立主義の風潮の強い当時のアメリカが何故直接ほとんど利害関係のないシベリアへ出兵したのか。利害関係があるというのなら話は全く別であるが、事実アメリカはカムチャッカの割譲を熱心に希望していたのであるが、それはさておき、アメリカの参加の真の目的はボルシェヴィキの援助なのである。

重複をかえりみず説明すれば、このアメリカ遠征軍には奇妙なことに英語の話せない米兵が多数いたのである。これらの米兵、実はポーランド出身のユダヤ人なのである。つまり、隣にあってたえず自分達の脅威であったツァーを打倒したのであるからこれを永続させねばならない。つまり、ボルシェヴィキを援助しなければならない。それがポーランドのユダヤ人が米軍に参加した理由である。

とにもかくにもアメリカ自身はるばる兵を出しているのであるから、日本を侵略者と呼ぶことはさすがに気がひけるのであろう。以上で、満州事変以後を日本の「侵略戦争」と呼ぶ理由をお分かりいただけたと思う。

●階級闘争史観の持ち込み

さて、このへんから東京裁判の本質にメスを入れることとしよう。

この東京裁判は日本の戦後史の始まりというにふさわしく、非常に深い意味をもっている。戦後日本の価値感覚その他が戦前と180度の転換をみせたといわれるが、その原点はこの東京裁判にある。

マルクス主義階級闘争史観というものが観念的には大正時代から移入され、日本国内のインテリの間でいろいろ論議されてきたものである。しかし、これらは現実の問題としては何ら国民に影響を及ぼすものではなかった。しかるに、東京裁判によって持ち込まれたマルクス主義の階級闘争史観は、この裁判に続く日本国憲法の持ち込みによって日本国民の価値観を180度転換させるまでの大きな影響を及ぼすことになった。東京裁判の本質はマルクス主義の唯物史観における「階級闘争論」の持ち込みにこそある。この二元論の持ち込みにより、以後、日本の内部は収拾のつかないような内戦状態に陥ることになったのである。

もともとこれを持ち込んだ勢力の目的とするところは、唯物史観にある如く国家を内部闘争により破壊、転覆させることにあるのであるから、当然の帰結であるといえよう。東京裁判は先ずそのような思考パターンを植えつける目的に利用されたものであり、それに続く日本国憲法の持ち込みにより階級闘争史観という二値論理に市民権を与えてしまったということができるであろう。

それでは、東京裁判によって演出された二元論的思考の植え込み、階級闘争史観の設定の現実を見てみよう。

その方法は、日本国民を二極分化させることから始まる。即ち、マルクス主義の階級闘争史観は、すべての歴史は支配階級と被支配階級の間における階級闘争の歴史であると主張するものであるのはご承知の通りであるが、この論法を持ち込むのである。

●善悪二元論の持ち込み

今度の戦争は日本の支配階級、「天皇制軍国主義者」の起こしたものであり、被支配階級である大多数の日本国民に責任はない、否、むしろ被害者である、一握りの天皇制軍国主義者にだまされていたのである、とする二極分化論である。この論法はかつて北京を訪れた日本の各層の人々に故周恩来首相が常に口にしていた論法と同じであることからも、これがマルクス主義の階級闘争史観であるということはご理解頂けると思う。

この勢力はマルクス主義を自己の目的のため手段、道具として利用する勢力である。日本の戦後支配の出発点において早速、自己が創造したマルクス主義という虚構仮設を持ち込んだのであった。これは実に有効な手段、道具として役立ったのである。

その第一は、自己の戦争責任の免責である。(本格的な戦争責任論は稿をあらためる予定である)自己が火の粉をかぶる前に、その責任を日本の「支配階級」、すなわち「天皇制軍国主義者」に転嫁することに成功している。しかも、以後自分達に追及の手がのびることのないよう、一般日本国民に対しては一見寛大とも錯覚させる被害者意識を植えつけることが可能なわけである。

つまり前述した故周恩来首相のたびたびの言の如く、責任はあげて「天皇制軍国主義者」にある、日本国民に責任はない、否むしろ日本国民は被害者である、とする論法である。こういわれると、日本国民は戦争責任者の追及はすでに終わったと錯覚する。それというのも、日本国民自身が免責されているのであるから、この論法は耳ざわりのいいことこの上ない。かくて、日本国民は以後すっかり戦争責任は一握りの「天皇制軍国主義者」にあるとの論を植えつけられ、真の責任者の追及を放棄したのである。

マルクス主義というものは、これを手段として有効に利用するものと、逆にこれに利用されるものとの二者があるのである。前者が後述するニューディーラーであり、後者が日本共産党である。

ニューディーラーは実に巧妙に階級闘争史観を駆使し自己の戦争責任の免責に成功したかに見えた。果たしてそううまく事が運ぶものであろうか。ここに、この勢力の予想だにしなかった事態が起こるのである。

この勢力の駆使するのは正真正銘のマルクス主義の唯物史観に基づく階級闘争史観である。その証拠をあげてみよう。それは日本共産党が戦前から主張していた講座派史観とピタリと一致することである。もともとこの勢力こそ、マルクスに変革のための虚構ハイポセシスの構築を依頼した張本人なのである。

●講座派史観と一致──日共が飛びつく

さて、この勢力が東京裁判へ持ち込んだマルクス主義の階級闘争史観が戦前からの日本共産党の講座派史観とピタリと一致するということから、当然のことながら日本共産党がこの東京裁判の結論にとびついて来たわけである。

日本共産党の講座派史観からすれば、よくぞ我々のやるべきことを代行してくれたといいたいところであろう。かくて、GHQの前で赤旗を振り、「万歳」を叫ぶことになる。

ところが、前述の勢力は日本共産党という協力者が現われたためそれに足を引っぱられ、東京裁判でまんまと成功したかに見えた自己の戦争責任の免責を危うくされる破目に陥るのである。

この勢力の構築した虚構仮設を自己絶対化することをその存在理由としている日本共産党は、忠実に戦争責任を「天皇制軍国主義者」であると主張している。ところが日本共産党が世界観と仰ぐ唯物史観によると、戦争の要因はその社会体制の中に存する経済的要因により起こると説く。資本主義体制では必然的な戦争要因を内蔵している。しかし社会主義、共産主義体制に転化するとその必然的戦争要因は完全に除去されると説いている。しかも、その資本主義体制から社会主義、共産主義体制への転化は歴史的必然性であるという。その歴史的必然性を具現化する唯一の前衛が日本共産党であると一貫して主張している。

日本共産党が前衛としての本来的な責任を果たし、日本を資本主義体制から社会主義体制へ、歴史的必然性という有難い要因の応援も得て転化させていれば、戦争の要因は完全に除表されていたはずである。極論すれば、開戦の責任は一にかかって、日本共産党の無力と東京裁判を演出した勢力の側の怠慢という論理も成り立つのである。

マルクス主義は協力者を募るためにこの勢力が発注したものであったが、ロシア革命の時の如くうまく協力者としてのみ働いてくれるものが現われれば万万歳だろうが、時には飼い犬に手をかまれる結果となることもあることを知らなくてはならない。

もう一度整理すると、日本共産党が東京裁判の結論に両手を挙げて賛意を表したために、唯物史観の論理上から「天皇制軍国主義者」が戦争の全責任という彼らの狙いは揺らいできた。このことは、東京裁判そのものに対しても打撃であろう。少なくとも、日本共産党の講座派史観と全く同じ論法を東京裁判に持ち込んだこの勢力は、今日、自己も無関係とはいっておれまい。

さて、それでは東京裁判を通じて日本へ持ち込まれたマルクス主義の階級闘争史観は日本の戦後史へどのような影響を及ぼしたかをつぶさに見てみることにしよう。

●深い後遺症

東京裁判の論法はすでにたとえ戦争責任については逆転されたとしても、深堪なる影響を日本の戦後史に与えてしまっている。

まず第一に、日本の社会へ階級闘争を持ち込んだことである。これは、続く日本国憲法へ実体法のカテゴリーに属す条項を挿入することによって、確固たるものとして定着させられてしまっている。この階級闘争もさることながら、より大きい病巣は宗教性の呪縛であろう。

前述の東京裁判式の論法は、善玉・悪玉論理をはぐくむことになる。戦争責任はあげて一握りの支配階級たる天皇制軍国主義者にある、大部分の国民はむしろその被害者であるとする論法は、先ず第一に戦争責任者を国外に求めることを忘れさせる効果をもつ。また、これにより旧敵国がいかにも雅量のあるものわかりのいい寛大な存在に映り、以後の占領政策をやりやすくする効果をもつ。

しかしこれらよりも大切なことは、支配階級というものは常に悪玉であるとする思潮が生じることである。それに対して自分達は被害者、すなわち善玉なのだと信じ込ませる作用をもつ。ここにユダヤ教的善玉・悪玉の二値論理が持ち込まれることとなる。

こうして、悪玉、すなわち「天皇制軍国主義者」に「支配」された戦前の日本はすべて悪であるとする観念が生じる。逆に自分達を被害者=善玉と規定してくれたアメリカ占領軍の以後の政策をすべて善と感じるであろう。

さらに、支配階級というものは常に悪玉であると教え込まれると、戦後の政権担当政党も支配階級の代弁者であるから当然悪玉である。故に、これにことごとく反対することは善玉の崇高な使命であると信じ込まされることになる。今日みる如く政権担当政府のやることには何でも反対する思潮は、このようにして東京裁判を通して巧妙に持ち込まれたのである。そうして、これらを確固不動のものにするため日本国憲法を作成し、その残置諜者として日本共産党を利用することになるのである。次なるものはいよいよ日本国憲法ということになるわけである。

参考サイト
http://hexagon.inri.client.jp/floorA6F_he/a6fhe803.html#top


(コメント)
アメリカ兵が一兵も裁かれなかった東京裁判は、裁判以前に単なる戦勝国による復讐の為の政治ショーに過ぎなかったが、そこで行われた行為は、いわば「敵のすり替え」であったことは「白人の世界侵略史」シリーズで以前にも紹介した。敵のすり替えとは、悪いのは戦勝国ではなく、戦前の日本であるという、戦勝国にとっては誠に都合の良い敵国の国民に対する洗脳工作である。本当の敵を憎まず、同じ国民や先人を憎むように仕向けるのだから非常に巧妙だ。モーゼ氏の言うように、「天皇制軍国主義者」に対する階級闘争が持ち込まれたと表現することも出来るだろう。

今思うと過去の学生運動や安保闘争などは、歴史的にも無意味で、国益にも全く寄与しないキチガイの発作にしか見えないが、戦後の日本でマルクス主義が蔓延し、日本共産党や極左勢力が猛威を振るった背景には、東京裁判によって「天皇制軍国主義者」に対する階級闘争の概念が持ち込まれたからと言えそうである。学校の勉強は出来ても想像力や洞察力に欠ける赤い思想の学生達が、一生懸命ヘルメットや棍棒を振り回していたわけだが、それらの連中が政治家や官僚、マスコミの幹部になり、利害の一致する朝鮮勢力と結合しながら、ついに彼らの脳内の「天皇制軍国主義者」たる自民党を打倒したのが、先の衆議院選挙による政権交代だったのかもしれない。

自民党政権時代、マスコミ自体が特権階級であったにも関わらず、弱者の味方のフリをして、政府や自民党を何でもかんでも批判していたのは、「階級闘争」の一環なのだろう。合法的な政権転覆が成功し、彼らの仲間である民主党が政権を盗んだので、政府や与党批判は影を潜め、今度は一転してマンセー報道が目につくようになったが、階級闘争の対象が彼らの脳内に刷り込まれた幻の「天皇制軍国主義者」であったことの良い見本だろう。

自民党は別に彼らの妄想イメージの「天皇制軍国主義者」ではなく、世界的には中道左派の政党でしかないが、彼らの階級闘争の矛先が、国や皇室を守ろうという保守勢力に向いていくのはまさに狂気の産物である。マルクス主義自体がユダヤ人の産物であり、君主国家の転覆のために作り出された思想なだけに、これを信奉する戦後のサヨクが反皇室的であるのは当然の帰結なのだろうが、ユダヤ人プレゼンツのマルクス思想と自虐史観を崇拝し、朝鮮人と一緒に醜い踊りを踊っているのが、哀れな日本人サヨクの正体といったところだろうか。

戦前の世界情勢、日本周辺の軍事情勢を鑑みれば、国力が自国の十倍以上の大国に囲まれ、白人至上主義、弱肉強食の時代、資源も土地もない日本が、皇室を中心に結束し、軍事力を強化して国を守ることは当然で唯一の政策だった。大日本帝国と帝国軍人はもちろん悪ではないし、皇室を中心とする国体がなければ、国を守るどころか明治維新すら不可能だったはずである。大東亜戦争で敗れはしたものの、日清、日露と、大きな戦争で国を守ってもらったくせに、一度くらい戦争に負けたくらいで手の平を返して「天皇制軍国主義者」というレッテルを貼って蔑視し、親の仇のように尊厳を踏みにじるとは、彼らの良心は一体どの方向を向いているのか、機会があれば是非聞いてみたいものである。


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Comment

2009.11.01 Sun 15:54  李氏朝鮮

李氏朝鮮状況に成りつつある日本、歴史を知らない連中が政権に就いた現在が一番悪い時期でしょう。李氏朝鮮の二の舞だけは避けていきたいものです。

清国に軍事をゆだね両班だけが国費を貪る、そして外交を誤る結果が日本の併合(迷惑な話です)を自ら安重根と言う慌て者が日本の重鎮を暗殺し引き金を引いた。

鳩山政権内政のマニフェストと言う単語で内紛を処理できない、外国の干渉も排除できない。正に李朝朝鮮状況がこの日本で起こっているのです。

2009.11.01 Sun 16:03  

階級闘争とは言ってみれば、下剋上と言ってもいいでしょう。有無を言わせず、上下を逆にする。しかし、終わってみれば結局は新たな階級制度を作ることに変わりはないとも言えます。その思想を克服しない限り永遠に不幸は続くことになりはしないかと思います。
この世に秩序のない平和はなく、必ずや中心となるものが必要であり組織というものが出来る。それは避けようのないものであると言えます。
ただ、その組織、あるいは秩序の頂点に立つ存在が問題になるということです。もしその存在がその組織、国家で誰しも納得できる存在であるならそれこそが理想と言えます。それが日本であれば天皇家というものです。
であるがゆえに、それが妥当な秩序であろうとも日本国の存在を喜ばない者たちにとっては邪魔であり階級闘争という前衛的なスローガンをもって排除しようとします。しかし、この日本の永続する国体を何故日本人自身が変える必要があるのかがわかっていないと思います。目的だけを体よく掲げられて、その後のことを誰も考えようとしない。それが今の日本における階級闘争であると思います。
誰か、階級闘争の終わったあとのビジョンを示せますか?
日本人ならば、そして天皇家が、我々国民の繁栄を常に祈って下さる神官の代表ならば、いつまでも護持しなければならないでしょう。私は日本国が存続する限りこの伝統は守られなければならないし、誰もその代わりを立てることなど出来ないと思っています。
  • #-
  • nanashi-san
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2009.11.01 Sun 18:09  鳩山は保守か

亀井が郵政見直しと金融政策、福島が沖縄普天間基地の県外国外移設、鳩山がこれを受けて国会での発言。
意外にもこの3人が保守勢力のようだ。
福島は最近、父が保持してた寄せ書きの入った国旗が外国から返還されたようだが、なにかが舞い降りたのかな。

読売によると、アメリカが対日政策を練り直してるそうだ。
なんだかちょっと面白くなってきたなあ。


2009.11.01 Sun 18:53  絆を破壊する人間獣化

 日本史上最大の危機を迎えている現在の日本人の半数
は、モルデカイ・モーゼ氏の悔恨を目の当たりにしても
なんら心躍る事も無く、ただ植えつけられた価値観を信
じ自己保身を追求して行くのでしょう…ソレが人間獣化
の最大の狙いで、そのような人間には真実か嘘か現実か
非現実かは重要ではなく価値観こそが至上の物となって
おり、対話が基本的に成り立たない場合があります。
 正当な理由をどんなに積み重ねても、当の日本人が戦
争を起こしたら悪だと思い込んでいる限りこの呪縛を断
ち切る事は不可能なのかもしれません。
  • #g/UeGSXQ
  • 7☆
  • URL
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2009.11.01 Sun 23:12  日本に解毒剤を 自力で

モーゼという爺さん、タダ者ではないですね。
ユダヤ人なのに、一部のユダヤ勢力を批判している? アシュケナジーは、ユダヤ人とは認めていないのか?
ア○ゾンのブックレビューに、本当に本人が書いたのか? みたいな疑惑が出てますが無理もないかも。しかし、本記事の引用部分を見ると、説得力がありますね。

絶版は残念ですが、読んだ人は大勢いるだろうに。多くの日本人には本の内容は届かなかったのですかね。

今や毒が全身に回って、「階級闘争」は最高の階級である日本国そのものに向かっています。解毒剤はないのか。

何より残念なのは、この内容を戦後を生きている日本人自身が考えられなかったことです。いるのかも知れませんが、私などは知りません。
自分の頭で主体的に考えられない者は、適切な判断も行動もできません。先も見通せない。
自戒を込めて。日本の危機を改めて実感しました。
  • #-
  • Q9FC
  • URL
  • Edit

2009.11.01 Sun 23:55  日米外相会談、米発表すぐ取り消し 米政府の連絡不足?

国民を騙し、米国を騙す中国朝鮮隷属売国政党民主党では
日本の政治は行えない。
会談について米側には「普天間問題の結論もないままに訪米されても困る」

【経済・政治の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj_ind.cgi
【政治・経済タイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。
  • #EBUSheBA
  • 愛信
  • URL
  • Edit

2009.11.02 Mon 07:01  TBです。

おはようございます。

以下、TBです。
世界で「最も軍国主義国家」といわれた日本の実情
http://konn.seesaa.net/article/131778698.html

2009.11.02 Mon 22:42  

ご在位記念行事の日が祝日でない事に怒りを覚えました。これから益々皇室軽視になる気がします。戦後GHQがまだ亡霊のようにつきまとっていますが、皇室も内部からも瓦解しています。また次期天皇はご静養です。国民の信頼も得られない天皇でいいのか、小林よしのりのような東宮崇拝者は、結局皇室支持者でないと思います。
関係ないですが国会中継が面白すぎます。以下拾いました。

115 :可愛い奥様:2009/11/02(月) 22:08:34 ID:NffzE6v8P
見極東の居酒屋スレで見つけたんだけど、めちゃワロタのでコピペwww

997 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2009/11/02(月) 17:25:54 ID:pt++Le5L
          お説教スタンプカード
┌──┬──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│大島│町村│加藤│補講│    │    │    │
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             1ねん1くみ はとやま ゆきお
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2009.11.02 Mon 23:23  西尾幹ニ 『日本のダイナミズム』

こんばんは。既にご存知かもしれませんが、本件に興味のある方は、西尾幹二のインターネット日録
http://www.nishiokanji.jp/blog/
の右側にあるシアター・テレビジョンは必見だと思います。

1話の「マルクス主義的歴史観の残骸」で、善悪2元論と、知ったかぶりの進歩主義者をぶった切り。

2話目以降では半藤氏の昭和史否定。1600年から英仏蘭などが帝国主義で世界を侵略してきた一連の過程の中に昭和があるのに、東京裁判で日本を事後方で裁いた同じ理屈で日本を卑下する半藤氏に噛み付く・・・などなど。

以前の記憶なので不確かなところもあるかもしれませんが、そんな感じだったと思います。







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