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日本が好きなだけなんだよ

Date : 2011年10月05日

アグネス・チャンと慈善ビジネス

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日本ユニセフ親善大使 アグネス・チャンの自宅

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”しあわせを見つける マザー・テレサ 26の愛の言葉” アグネス・チャン著

「あなたはひとりじゃない。」
愛に飢えた人々のために、アグネスがマザーの愛の言葉から26のフレーズを厳選。
悩みと不安に揺れる現代日本人の心に響く、愛のメッセージを感動的にひもときます。


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赤貧の中で慈善活動に身を捧げたマザーテレサ

アグネス・チャンとは一体何者なのか?

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アグネスチャン・欺瞞の博愛 2010年6月 2日 青木直人ブログ

来日中の温家宝中国首相の歓迎宴に話題のアグネスチャンが招待され、歌まで歌ったという。創価学会の池田大作名誉会長といい、この温といい、彼女は権力者の前で歌うのが大好きなようである。だが、そうかといって、こんなチャンを、ネット上で、一方的な思い込みだけで批判してもそれは適切なものなのかどうか。

アグネスチャンについてまず最初に整理しておく。

(1)彼女と中国政府の関係は極めて良好である。

(2)理由は共産党や政府を批判しないからである

(3)この点で彼女は89年の6月の天安門事件に抗議して香港のビクトリアパークで開催された100万人市民集会に「民主万歳」の鉢巻をしめて登場、虐殺に抗議し、民主化運動に連帯したテレサ・テンとは180度そのスタンスが異なる。アグネスは徹頭徹尾中国を刺激するような発言はしない。民主化運動を正面から支援したことも、評価したこともない。

(4)近年、アグネスは日本のポップス系シンガーとして、初めて北京の人民大会堂でコンサートを行っている。こんなケースはこれまでにない。共産党トップの許可がない限りこんなことは実現しない。彼女は胡錦濤国家主席ら政府首脳からことのほか、信頼が厚いのである。

いうまでもなく、中国は共産党の一党独裁の国家である。アグネスの住む日本のように、三権分立もなければ、公平な裁判制度も存在していない。判決はカネ次第というのが現実だ。メディアの自由な報道も当然、許されていない。それどころか、拝金主義の風潮はジャーナリストの世界でも蔓延しており、記事とマネーの交換が通常である。

まだある。中国人、というか漢民族は「中国4000年」といかに自国の歴史が古いものであるかを散々に誇る。だがこの4000年の間にただの一度も全国的な総選挙が実施されたことはない。2010年の今現在においても、である。つまり、共産党は選挙で公平に選ばれた政党ではないのだ。アグネスファミリーのルーツは中国の貴州省である。貴州省の住民が共産党を非難することはなかなかできない。刑務所が待っているからだ。だが日本に居住するアグネスは「外国」である日本国内において、自由な発言を保障され、そればかりか国会で児童ポルノ禁止までもアピールできるほどの著名人となっている。その豪華な自宅は週刊文春がグラビアでも取り上げてくれるほどだ。

アグネスは日本ユニセフと関わりをもち、世界の恵まれない子供たちのために「ボランティア」に励んでいるという。そんなチャンだが、なぜか祖国の人権問題や児童虐待には言及しない。そもそも彼女は祖国の自由にも民主化にも口をつぐむだけなのだ。

その一方で、共産党や幹部たちと、ことのほかアグネスは親しい。今回もアグネスはオリジナル曲を中国共産党NO2の最高指導者温家宝首相に「捧げた」。なぜアグネスが招待されたのか。中国の「古い友人」と認定されているからだ。中国政府と長い「友好的な」付き合いがあり、同時に一切中国批判をしない。こういう面々だけが歓迎宴に参加することができるのである。招待者リストは中国大使館が作成し、本国外務省が最終的にゴーサインを出す仕組みとなっている。NHKなどニュースが映す映像の裏にはこうしたからくりが隠されている。

仮に中国を激怒させればどれほど日本で著名であっても、以後、招待されることはない。そればかりか団体のメンバーからも追われることは必至である。実は今回の来日歓迎宴の関係団体の中に日中文化交流協会という団体がある。かつてこの親中団体の幹部でありながら、中国政府の逆鱗に触れて、そのポストを追放された著名人がいる。作家の司馬遼太郎である。司馬は「週刊朝日」の「街道をゆく」のなかで、台湾の李登輝総統と対談、李はこのなかで、「台湾に生まれた悲劇」を語った。北京は激怒した。李に対して、そして司馬遼太郎に対して。文化交流協会の理事たちも中国の顔色を見ながら、司馬氏追放に抗議ひとつしなかった。アグネスが出席した歓迎宴にはこんな媚中団体ばかりが加わっている。その席で、チャンは温首相のためにマイクを握った。国民作家司馬遼太郎は追放されたが、アグネスチャンは温の拍手を浴びた。

アグネスのルーツは貴州省である。中国でも最貧困の省である。ここでは貧困と一人っ子政策のため、農村部を中心に、間引きが蔓延している。殺されるのは女児たちばかりである。生まれたばかりの女の子は女であるというそれだけの理由でひそかに殺害されてゆくのである。背景にあるのは、農村に伝統的な男系思想である。日本における児童ポルノどころの話ではない。アグネス家の出身地ではそれ以前の段階で、女児が大量に今も闇に葬られている。だが人権主義者アグネスチャンの口から中国農村の残酷さが語られ、虐殺への抗議が呼びかけられたことはただの一度もなかった。これは日本ユニセフも同様である。

私は思う。アグネスよ、あなたには温首相に捧げる歌はあっても、不条理に殺されてゆく幼児たちに捧げるべき歌はないのか、と。そして、また私はアグネスにこう聞きたい。女性としての喜びも幸せも味わうことなく、天国に旅立っていったこの子達のいる世界にはあなたの大好きなひなげしの花は咲いているのだろうか、と。


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島田伸助とも大の仲良しだったアグネス・チャン。実力者に媚びて利益を得る姿勢はどこでも変わらないようだ。

関連記事
庶民の善意で豪華ビルを建てる日本ユニセフの慈善精神

(コメント)
管理人はアグネス・チャンのヘンテコな発音の歌を聞きながら育った世代だが、王侯貴族のような家に住んでいる中国人女に、募金をするように勧められても、はいそうですかと金を出す程ウブな人間ではない。当ブログをご覧になる賢明な読者の方々も恐らく同じ心境なのではないかと思う。

慈善事業に伴う事務手数料に該当するピンハネを 自分は全て否定する気はない。持続的に活動を行うために諸費用を工面することは、ある意味必要なことである。しかしろくに実務をしない日本ユニセフの理事や役員への高給が必要かと言えば、答えはノーである。日本ユニセフの役員名簿を見てみると、いわゆる別の仕事で十分稼いでいるハイソサエティな人々が雁首を並べており、彼らの利権の温床が日本のユニセフになっているのが良く分かる。

多数の貧乏人から金を集めて、富める者がより太る資本主義的な構造が、日本ユニセフで体現されており、日本ユニセフの立派なビルは総工費25億円とも言われている。基本的に金に困っていないハイソな連中は兼務の非常勤、無給で役員を務めるべきであり、寄付金から2割程度ピンハネされる手数料は、明らかに過大であり、慈善団体としてはふさわしくないと言えそうである。日本ユニセフは東日本大震災の募金が余ったら、海外向けに使うと発表したが、国内向けだとピンハネ出来ないので、本家のユニセフの仲介役としてピンハネが可能な海外向けの援助に、震災の募金の一部を振り分けるつもりなのだろう。

アグネス・チャンも日本ユニセフの親善大使としての顔をフル活用して、マザー・テレサをネタに本を書いて印税を稼いだり、馬鹿高い講演料でボロ儲けしたりと、日本でのビジネスに余念がない。アグネス邸にある豪華なイス一個で、何人の発展途上国の子供達が救えるのか是非計算して欲しいものだが、彼女にとって、慈善活動が大きなリターンを生む自分のビジネスの一環であることはあまりに明らかだろう。中国共産党や創価学会とも昵懇の関係であるこの女が、モラルを語って日本の社会や法律に口出しするのはもっての他と言わざるを得ない。

テレビ番組で、東日本大震災の影響で飼えなくなった犬や猫を預かり、里親を探す活動をしている人について放送していたが、その人は自分の仕事を投げうって名古屋から福島に来て活動しているそうで、自分が食えなくなるので12月くらいまでに誰かに活動を引き継ぎたいと言っていた。慈善活動的な観点から見れば、こういう人に震災の寄付金を与えて活動してもらった方が良い働きをすると思うのだが、世の中はそう上手くは行かないようで、綺麗なオフィスで仕事もしないで高給を貰っている日本ユニセフの役員が何人も存在する一方で、私財を犠牲にしてギリギリまで他者のために活動する人が存在するのは、皮肉と言えば皮肉な光景である。


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