少子高齢化の根本的な原因

日本国内で少子高齢化が叫ばれ、一部の経済人や政治家の間では、移民の受け入れの是非すら議論されているが、子供を増やすのに有効ではない、それに逆行する政策ばかりを政府が行っているのだから、子供が増えるはずがない。むしろ目障りな民族を衰退させるために、世界の支配者層が文明国での「少子高齢化」をわざと仕組んでいると考えた方が、納得出来る部分が多いのも確かである。
単純に数学的な問題になるが、一組の夫婦が平均して三人以上の子供を生まなくては、その国の人口は減少していく一方である。三人以上の子供を育てる場合、現在のような核家族社会では、女性が外に働きに出ないで、家にいて子育てに専念しなければ難しいケースがほとんどだろう。
つまり、夫婦共稼ぎの増加は少子高齢化の問題に直結しており、若い女性を馬車馬のように、男並みに働かせれば働かせるほど、子供の数は減り、その民族が衰亡していくということなのである。この部分を故意に無視して少子化対策の議論を行うので、底の浅い少子化対策案しか立てられず、実行に移しても全く効果がないのである。
かのアドルフ・ヒトラーは、生前、お気に入りの映画女優と会った際、次のような予言を残している。
「レニ、こんな時期にこんな所へよく来てくれた。でも、きみはここを去って、二度と戻っては来ないよ。そして、それでいい。きみは長生きして名声を得るだろう。また、死ぬまで映像の美とともにあるだろう。将来の……今世紀末から来世紀はじめの文明国では、きみのように結婚もせず、子どもも生まず、一生、男以上の働きをする女性が増えるよ。しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡──ひいては人類の破滅につながるワナなんだけどね。」
ヒトラーの予言は他にもあり、興味深いものも多いが、60年以上前から少子高齢化と女性の職場進出との関係を見抜いていたとは慧眼というべきだろうか。そしてまさに世界の文明国は、ヒトラーの語る少子高齢化の罠にどっぷりと浸かってしまい、少子高齢化対策として移民を受け入れて国そのものが衰退しつつあるところも多い。
私見にはなるが、次のような流れで少子高齢化が引き起こされているケースが多いように思われる。
女性解放→男女平等だ→女性にも男のように働いてもらおう→少子高齢化→民族衰亡→移民の大量受け入れで国が衰退
この罠の悪辣なところは、否定することが困難で、実際に少子高齢化が深刻になるまで気付くことが難しいことである。
自分は、女性を男性のように働かせたり、女性と男性の性差を無くすような男女悪平等には反対であり、男女平等という言葉を男女同権という言葉に置き換えて、女性は女性の役割、男性は男性の役割を尊重しつつ、権利は一緒、という社会が望ましいと考えている。
日本民族が滅びないようにするためには、“女性に家に居てもらって子供を生んでもらい、子育てをしてただく”ことが必要なのであり、子供増加にほとんど貢献しない子供手当をばら撒いている一方で、男女共同参画事業などに何兆円もの金を使っていては、焼け石に水と言うより他にない。
それこそ子供手当より、子育てをする女性に対して子育て手当を政府が支給して、子供を持つ母親が家計を支えるために外に働きに出なくても済むようにするべきなのである。そのために消費税が何パーセントか上がろうが、事情を説明すれば多くの国民が納得するに違いない。民族や国が滅びるよりは、何パーセントかの消費税増税の方がマシであるからだ。それと同時に、社会的な仕事に対して卑下されがちな子育てに対する意識の啓蒙が、男女両方に対して必要になるだろう。
「子供を生み育てることは素晴らしい行為であり、女性の偉業」という教育が必要であり、「女性に生んだいただかないと国が滅ぶ」くらいの認識が不可欠だと思われる。昔は大家族制で、爺さん婆さんが孫の面倒を見る風景がどこでも見られたようだが、今の世の中、女性がずっと家にいたとしても、三人の子供を育てることは大事業である。せめて国が金ぐらい出さないでどうするのか、と思うが、昔は女の子が将来なりたいものの中に、「お母さん」という項目が含まれていたが、今や「お母さん」が消え去り「キャバクラ嬢」がランキングされる時代である。これで少子化を食い止めようとしても無理な相談というものだろう。
いかに有識者と称する人達や、政治家、学者が声を揃えても、少子高齢化と男女共同参画の問題を切り離して考えている以上、少子高齢化の問題が解決する見込みはほとんどない。経団連のお偉いさんが、少子高齢化の解決策を移民に求めるのは、単なる自己の無知、破廉恥の暴露に過ぎず、自分の脳味噌の創造力の欠乏を公開しているに過ぎない。まあ、それだけ、日本を弱体化させようとするユダヤ朝鮮勢力の圧力が強いのかもしれないが、本質的な部分を避けて議論していては、永久に解決方法など出てこない。
女性の身体は出産と育児に対して適性があり、男性の身体は働くことや戦うことに適性がある。これが自然の摂理であり、それを無視すれば国であれ家であれ、衰退していくのはある意味当然の事なのかもしれない。故意に原点や基本を避けて解決法を議論しているのであれば、そこには誰かしらの意図が絡んでおり、現在の少子高齢化の状況は、何者かによって作り出された計画的なもの、ということになるのではないだろうか。テレビに出てくる出演者やインテリのしたり顔を信用せず、シンプルに考えれば誰にでも真実は見えてくるものである。無駄に多い学識者や解説者の言葉遊びに騙されず、世の中の欺瞞を見抜くことも、これかの時代を生き抜くためには必要になってくるのかもしれない。

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