日本が好きなだけなんだよ

Date : 2010年06月17日

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

現実対応型の背水の陣でカメルーン戦に挑んだ岡田ジャパン

                                   人気ブログランキング

第439回 覚悟の「現実対応型」で結果出した岡田ジャパン 二宮清純

私見だが、大別するとサッカーのスタイルにはプロアクティブ(未来予測)型とリアクティブ(現実対応)型の二つがある。「日本サッカーの日本化」を宣言した前任のイビチャ・オシム監督は典型的なプロアクティブ型の指揮官だった。

脳梗塞で倒れたオシムからバトンを引き継ぎ、2度目の代表監督に就任した際、岡田武史監督も最初はプロアクティブ型を模索した。アジアのレベルではそこそこうまくいったが、アジアを飛び出すと、途端に行き詰まった。W杯本番前のテストマッチに4連敗、岡田も選手も途方に暮れた。チームにとってはここが底だった。

もう時間がない。ここで指揮官はプロアクティブ型を捨て、リアクティブ型に舵を切った。端的に言えば、弱者の戦略だ。これがツボにはまった。格上のカメルーンに対して深めの陣を敷き、二の丸、三の丸はくれてやっても本丸には立ち入らせない。恐るべきスピードとテクニックに加え、野戦にたけた黒ヒョウのようなアタッカーたちをブロックという名の人垣で撃退し続けた。

終了間際、カメルーンが城壁の外側に砲台を構え、ズドンズドンと本丸に向けて砲弾を放り込み始めたのは将棋の穴熊にも似た日本の守りを突き崩す手立てを最後まで見つけられなかった証である。

岡田が最終手段として選んだリアクティブ・サッカーは本田圭佑のワントップにも表れていた。もとより彼はFWが本職ではない。ワントップといっても前線に張って離れ小島の灯台の役割を果たすわけでもなければ、コマネズミのように動き回って網の裂け目に侵入するわけでもない。前線でボールをキープし、ためをつくり、両翼の攻め上がりを待つ。そしてスキあらばゴールを狙う。いってみれば、彼に課された役割は“前線のリベロ”であり、実質的にはゼロトップとでも呼びたくなるような極めて守備的な布陣だった。

プロアクティブ型には負けても未来がある。言い訳もできる。次世代につながる価値ある敗北だったと。しかしリアクティブ型を選択した以上、負けて残るものは何もない。岡田ジャパンは退路を断った。覚悟を決めた。そしてひとつになった。なりもふりも構ってはいられない。窮鼠と化した日本は猫(オランダ)も噛むのか。


(コメント)
よく負けたサッカーの試合の後の話題として、内容が悪くても勝てばいいのか、それとも負けても内容が良ければよいのか、という話が出るが、W杯での試合というのは、八百長試合を除いて結果が全て。例え良い内容の試合をしても、歴史的にはスコアの記録しか残らないし、他国からの心からの尊敬を受けることはない。それがサッカーの世界の現実なのである。

自分が岡田ジャパンの勝利を賞賛するのは、このかけがえのない勝利を日本にもたらしてくれたからである。スポーツライターの二宮清純氏の優れたコラムを読むと良く分かるが、日本の方針を厳守して戦うか、それとも勝つための現実的な方法を模索して戦うか、という選択肢がある中、岡田監督は後者を選択し、見事勝利した。運も味方し、相手チーム内の内紛もあったとはいえ、カメルーンはW杯で4勝している強国であり、堂々たる勝利だった。

日本のマスコミが何かと絶賛し、NHKのアナウンサーが異常な偏向擁護で試合を実況したお隣の韓国は、2006年W杯で初出場のトーゴに、2010年W杯ではギリシャに勝利したが、どちらもW杯未勝利の国であり、ケチを付ける気はないが、カメルーンとはW杯での戦績が比較にならないことも確かである。

韓国のマスコミの中には「日本の勝利はつまらない勝利だった」と日本の勝利を馬鹿にする論調もあるが、韓国人達のたわ言は無視して、日本人は世界に向かって胸を張っていいと思う。今回の韓国チームは確かに良いチームだが、日本は韓国と違って八百長をしないで正々堂々、W杯を戦ってきた歴史があり、日本サッカーはアジアのサッカーにとっても、偉大な足跡を残した。東アジアの島国のチームが、W杯でカモやゲストではないことを 実力で証明したのである。

これまで、自国開催のW杯は、FIFAの配慮で一次リーグの組み合わせ抽選で開催国がシードされ、優勝候補と当たらない組み合わせになるのが慣例だった。だから、開催国の一次リーグ突破と、アウェーW杯での一次リーグ突破の難しさには雲泥の差があり、一勝の価値も段違いなのである。今回の大会からこのような開催国に対する優遇措置が無くなったと聞いているが、ウルグアイに大敗してしまった地元・南アフリカの一次リーグ突破が心配である。

自分としては、既に日本代表チームは最低限のノルマは果たしたというスタンスだが、一次リーグ突破ともなると、世界のサッカー界を驚嘆させる大事件になると思う。正直、オランダとデンマークはかなりの難敵であり、両チームの2006年W杯までのW杯通算成績は、オランダは16勝10敗10分、デンマークは7勝4敗2分である。ちなみにカメルーンは4勝6敗7分、日本は2勝6敗2分(うち2勝1分1敗が自国開催での成績)

テレビや新聞で、初戦に勝ったチームが一次リーグを突破する確率が8割以上だと報道しているが、サイコロと違って勝手に16強が転がり込んでくるわけではない、地力があり、準備の出来たチームが初戦に勝つ確率がそれだけ高いということであって、日本が一次リーグを突破出来る確率は、かなり厳しいものではないかと考えている。

しかし、本番直前で現実路線に切り替えた岡田監督は、現時点での最善を尽くしてくれることだろう。新型ボールの採用や試合会場の高低差など、イレギュラーな要素もある。昨夜、優勝候補のスペインが初戦で伏兵スイスに破れる波乱があったが、日本がオランダと引き分ける可能性だって皆無ではないと思う。オランダ相手では大敗しても責められないが、とにかく粘り強く戦い、良い意味で後世に残る戦いを演じてもらいたいと思う。


                                   人気ブログランキング
スポンサーサイト

アマゾンが送料無料

東京裁判の真実を映画化

最新記事

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

リンク

プロフィール

まさやん

Author:まさやん

カレンダー

05 | 2010/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

Access Counter

RSSリンクの表示

おすすめの書籍1

おすすめの書籍2

アマゾンでお買い物

Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。