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日本が好きなだけなんだよ

Date : 2010年06月07日

日本の国体と日本人のアイデンティティー

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国体というとスポーツの方の国体と勘違いする人もいるかもしれないが、政治的な意味を持つ国体という言葉は、戦前は一般的に広く使われ、政治論争には必ず出てくる類の言葉だった。簡単に言えば、伝統的な権威を持つ天皇陛下を国の頂点に戴き、その下で為政者が実権を握って政治を行う国の仕組みといったところだろうか。もちろん天皇親政の時代もあったが、それほど期間的に長くはなく、権威と権力が分離した時代の方が日本の歴史の大部分を占めている。

天皇陛下が日本の頂点として存在するための、歴史的、神話的な根拠は、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天孫降臨の際、孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)らに、天壌無窮の神勅を発し、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)およびその子孫が王として日本列島を治めるように命令を下したことに始まる

天壌無窮の神勅
「葦原千五百秋瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就でまして治らせ。行矣。宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無けむ。」

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の曾孫である磐余彦(イワレヒコノミコト)が神武天皇として即位して以来、その地位が天皇家125代によって受け継がれて、神勅の通り守られてきたわけである。厳密な事実はともかく、形式的には天照大神の神勅の通りに、天皇家の皇位と皇統が維持されてきたことが天皇陛下の絶大な権威の源となっている。

ヨーロッパの王家でも王権神授説というものがあり、自らの支配権は神によって授けられたものであるという、王の支配権の正当化の根拠として利用されてきた。しかし、男系(父系)の子孫のみで皇位を継承して家系を一系に保ち、様々な国難に遭いながら建国以来の皇位を千年以上の長きに渡り維持し続けてきたのは、日本の天皇家のみである。言い換えれば、建国以来の神勅が今も効力を発揮している神話の国が日本ということになる。

大東亜戦争に敗戦し、GHQの占領政策や反日勢力の伸長を許して以来、義務教育で日本の神話について教えられることは無くなった。事実かどうかはともかく、知識として日本建国の神話を国民に教えないのは、異常というより他にない。日本建国の神話を教えることによって、日本人の中で皇室に対する尊崇の念や民族意識が高まることを恐れたからだろうが、日本人がなるべく民族や国体についての意識を持たないように、今日まで細心の注意で教育が反日的に操作されてきたことが窺える。

別に天孫降臨の神話を試験に出せというわけではないが、建国記念日が国民の休日にも関わらず、その由来を国民の大部分が知らない、義務教育でも教えないというのは、明らかに普通ではないと思う。非人道的な植民地支配で出来た国が多い中、神話を建国の起源に持つ、歴史と伝統を誇る瑞穂の国が日本なのである。最近では外国人に日本の良さを褒めてもらって日本人が喜ぶという、テレビのバカ番組が増えているようだが、自国民にそのような外国コンプレックスを植え付けてしまう歪んだ日本の教育システムこそ、テレビで問題にすべきではないだろうか。

どんな砂漠の小国であっても、自国の愛国心や民族意識、祖先への崇敬が高まるように教育するのが世界の常識であって、日本のように民族の魂やアイデンティティーを喪失させるように仕組まれた教育は、外国からの介入がなければありえない。現在の日本の教育が、非常識で自滅的な教育であることを自覚しなくてはいけない。韓国人や中国人ごときに教育の介入を許すなどもっての他で、日本は特定アジア諸国とは、歴史と格の面で比較にならない国家であることを自覚するべきだと思う。

戦後の日本人を見ると、反日教育、反日マスコミの影響で、世代を重ねるにつれて自分達のアイデンティティーを失っていく様子が、なんとも痛ましい。日本という国は一体何なのか、日本人とは一体何者なのか、その答えは歴史に聞いてみるしかない。ブログの記事の中で便宜上、神武朝日本という言葉を何度か使ったことがあるが、歴史学の通例として、本来は王の姓を王朝名に冠するのが一般的で、天皇家は姓がない家系なので、そういった場合は最初に王朝の起こった場所の名を付けるのが慣例らしい。

したがって、日本の現在の天皇家の王朝名を正確に表現すると大和王朝ということになり、国名は大和朝日本ということになる。歴史の授業では、大和王権もしくは大和朝廷と習った方がほとんどだと思うが、要は建国当初の王朝が今までずっと継続しているわけで、一般的な呼び名ではないが、大和朝日本というのは我ながら言い得て妙だと思う。

よく日本人は勇気だとか根性だとかを表すのに、漠然と「大和魂」という言葉を使うが、個人的に解釈すれば、大和魂は、大和朝日本に住む臣民の魂ということになり、天皇陛下を敬い、国や民を愛し、大和朝日本のために困難に立ち向かったり、戦ったりする魂こそが、本来の大和魂の意味なのではないだろうか。我々日本人は、神話を起源に持つ大和朝日本の民であり、その誇りと気概を取り戻すべきだと思う。

大和魂と言えば、吉田松陰の辞世の句が有名である。

“身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂”

吉田松陰の持論は一君万民論であったと伝えられるが、これは天下は天皇の下に平等という考え方であり、偶然の一致ながら、日本国憲法下での天皇と国民の関係に酷似している。国の将来を憂うあまり、ついには処刑されるに到った吉田松陰は紛れもなく大和魂の持ち主だった。幕末や戦争などの国家の危急存亡の時に際して、常に大和魂を持った日本人達が国を守るために立ち上がってきた。

しかし、戦後、白人達に教育をいじられ、自国のマスコミをユダヤ朝鮮勢力に掌握され、そのまま70年近くの歳月が経過したので、大和魂を持った人間は激減し、風紀や道徳、社会秩序は乱れ、日本人でありながら白人や韓国人、中国人のような価値観を持った人間が激増する結果となった。現在の日本は、建国以来の危機を迎えていると言っても過言ではないだろう。

経団連などは移民政策を積極的に支持しているが、移民を受け入れれば、民主政治の原理から皇室廃止の動きに繋がることは明らかで、国体の破壊は天壌無窮の神勅の無視と同じ意味である。つまり国民が日本の神を蔑ろにし、神の命令に背こうとしているわけだ。経団連のお偉いさん方が、いかに日本の建国の神話について何も考えてないか、よく分かる状況である。

また、古くから洋の東西を問わず、男系継承による皇位継承が同一王朝の存続を意味していることから、女系天皇容認による皇統断絶、王朝交代も天壌無窮の神勅の無視に当たると考えている。何ゆえ、125代に渡って王朝が守られ、皇統の危機に際して奇跡的に悠仁親王殿下が降誕されたのか、それはひとえに日本の神々の神意が働いているからに他ならないのではないだろうか。

現在の日本の危機の原因は、多くの日本人が本来のアイデンティティーを忘れて、根本から外国の価値観に洗脳されてしまった結果、ということが出来る。カタカナ英語の氾濫などは戦後の国際化の流れで仕方がないし、今や社会生活上、必要不可欠なものとなっているが、民族のアイデンティティーを忘れ、外国の物や外国人を何でも神のように崇めている日本人を見ると、何か哀れなピエロのように思えてくる。

西洋のもので無条件に崇めるべきは科学技術だけだと個人的には考えているが、和魂洋才とは、日本古来の精神世界を大切にしつつ西洋の技術を受け入れ、両者を調和させ発展させていくという意味の言葉である。日本の再生は、今は希薄になってしまった和魂の部分を回復させることにあるのではないかと思うが、外国人参政権で国家の主権すら失いかねない現在の状況下では、遠い夜明けを待つようなものなのかもしれない。


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