日本が真の独立国家となるために①

日本が真の独立国家となるために①
侵略の世界史 ~この500年、白人は世界で何をしてきたか~
西洋人は野蛮人と喝破した西郷隆盛
五世紀にわたる白人による非白人の奴隷化、植民地化、富の収奪、殺戮、抹殺の最後まで生き残ったのが、極東の日本であった。彼らの征服の手段は「鉄砲と十字架」であった。神の名による白人の進む所はすべて正義で、これを拒むものは不正で悪だと考える。したがって抹殺しようが奴隷化しようが、罪の意識をまったく感じない。南北アメリカ大陸で先住民のインディアンを1億人殺し、アフリカ大陸からも1億人近くを奴隷狩りして人家畜にしたことも、豪州の先住民アボリジニーを抹殺して白人だけで独占したことも、白人中心の世界史には一行も載っていない。
白人世界支配の最後の総仕上げ、日本抹殺計画も、まったく同じ手口で進められた。日本軍の南方の島々での玉砕も、沖縄攻防戦も、広島、長崎の原爆投下による市民の皆殺しも、日本の113都市を焼きつくした無差別の空襲も、コロンブス以来一貫した非白人への残虐性の現われだった。ソ連の条約無視の満州侵略、悪逆非道な暴行、火事場泥棒、60万の同胞のシベリアへの拉致、奴隷的酷使にしても、彼らはテンとして恥じるところも罪の意識もない。明治以来父祖たちは、ロシアこそ、その名の通り恐ロシアの国だと注意を促してきた。そのとおりの野獣的な正体を、この戦争でいかんなく発揮したのである。
戦後、連合軍の日本占領計画では、北海道と東北をソ連、関東、中部、近畿を米国、中国と九州を英国、四国を中国へと四分割する予定であった。これはかつての列強のアフリカ分割や南米分割と同じ白人の先住民無視の横暴さの現われである。この件は直前になって、トルーマン大統領によって米国の単独占領で収まった。以上のように白人の非白人に対する野蛮性は500年、変わっていなかったのである。日本ではこのことに早く気がつき警告したのは西郷隆盛であった。『西郷南州遺訓』に、「予は嘗てある人と議論せし折り、西洋は野蛮ぢゃと云いしに、否、文明ぞと争う。否、野蛮ぢゃと畳みかけしに、何と、それ程申すにやと、そこで文明ならば未開の国に対して慈愛を本とし、懇々説諭して開明に導くべきに、左に非ず、未開蒙昧の国に対する程、むごく残忍なことを致し、己れを利するは野蛮ぢゃと申せば、相手はやつと納得せしなり」
500年に及ぶ白人侵略の総仕上げ
アメリカは日本に戦争を仕掛け、簡単にこの野蛮人には勝てると思ったが、意外に強靭な日本に驚き、日本が二度と立ち上がって復讐出来ないように、特別な占領政策を実行した。戦闘は三年半で終わったのに、占領期間になぜその二倍の七年間もかけたのか、それは、日本人の精神的武装解除と、日本文化の根切りをするためにそれだけの時間が必要だったからだ。マッカーサーがワシントン政府から受けた第一号指令は、日本を再び米国や連合軍の脅威にならぬように徹底的に無力化、弱体化することであった。
そのため、日本人の精神の底にある強烈な愛国心を抹殺すること、つまり大和魂を抜くことが求められた。つまり日本的な心をすべて否定させるおkとだった。さらに魂を抜いただけでは気がすまず、その穴埋めに戦争犯罪意識を日本人の心に深く植えつけることであった。これを戦争犯罪宣伝計画(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)と言う。有色人種で唯一白人に刃向った国・日本を叩きつぶす計画は、昭和二十年の八月十五日で終わったわけではなかった。この日を境に、侵略はいよいよ総仕上げとうべき新たなる段階に入ったのにすぎなかったのである。
その民族を滅ぼすには、その歴史を抹殺せよ
終戦から一ヶ月もたたない昭和二十年九月八日から「戦犯狩り」が始まった。A級だけで350人が巣鴨の牢屋にぶち込まれた。B、C級で投獄された者のの数は5000名を超え、中国や東南アジアで絞首刑や銃殺刑に処せられた者、1068名に及んだ。さらに国の指導者を全部、公的地位から追放するという公職追放令(パージ)が下され、21万人が追放された。続いて「神道指令」が発せられ、神道と国家の結びつきを禁止し、同時に建国の理想とされた「八紘一宇」の使用をはじめ、民族の理想やロマンを伝える伝承や神話の抹殺を命じた。次に教育管理令を発した。教育勅語は勿論、修身・地理・歴史の教育を禁止し、新教科書ができるまで生徒は従来のテキストにスミ塗りをさせられた。これは明らかに戦時国際法違反である。
その民族を滅ぼすには、まず記憶(歴史)を消すことだという箴言に従って、古事記も日本書記も神武の建国も、古くからのおとぎ話まで消してしまった。国のために尽くした楠木正成、東郷平八郎、乃木稀典などの忠臣や武将の名を削り、反対に足利尊氏、幸徳秋水ら反逆者は不忠者を称えた。戦後日本の歴史教科書が反日的で偏向してしまった原因はここにある。マッカーサーは国民の首に剣を突きつけておいて一方的に次々に指令、命令を乱発した。これでは誰も反対できず、敗戦の虚脱状態にあった国民は旧敵国の正義を自分の正義と思い込まされ、自国の歴史と指導者を侮蔑し、他を責めることで自己保身に汲汲となっていった。
大東亜戦争という日本側の正式の呼称まで「東亜の解放」「大東亜共栄圏」が連想されて気に食わぬと「太平洋戦争」と呼ぶように強制された。これは日本が太平洋を越えて米国に侵略してきた戦争のイメージを印象づけたかったからだ。GHQのスミスが、勝者の立場で独断でデッチ上げた「太平洋戦争史」を強制的に全国紙とNHKに流させ、何もかも日本が悪かった、残虐的であったと米側の正当性を宣伝しつづけた。このため国民は、戦時中の日本の大本営発表は全部嘘だったと洗脳されてしまった。また日本には古代から天皇制、家族制度、の美風があったのに、これらはすべて封建的で時代おくれのものとして蔑まれ、アメリカのデモクラシーが一番だとすっかり刷りこまれてしまったのである。(P276~P280)
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(コメント)
新聞やテレビを独裁的に支配して、日本国民に出鱈目な史実を吹き込み、日本人を自虐史観で洗脳したのはGHQである。おかげで本来の敵を正義の使者と勘違いし、逆に、命がけで国を守った先人達にツバを吐く様な、歪な思想を持ったおかしな日本人が大量生産された。在日朝鮮人はGHQによって日本人があっさり変えられるのを見て、この国を支配出来ると確信したという話をどこかで聞いたことがあるが、現在、反日勢力に属する朝鮮人達がやっていることは、GHQを手本としたメディアの独占的な支配による、政権奪取である。
戦後60年以上経過し、アメリカの施した毒薬が全身に回り、もう少しで日本が死にそうというところで、インターネットという名の延命薬が開発され、なんとか一部の毒薬の解毒に成功しつつあるが、病状が重く、今度の衆議院選挙が生死の山場という状況になっている。民主党は日米同盟見直しなどの政策を行うそうだが、基本的に在日米軍の代わりに人民解放軍を駐留させたいだけで、GHQの施した、いわゆる戦後レジームを解消する気などさらさらないように思える。むしろ、国家間での賠償が終了しているにも関わらず、慰安婦への補償や、過去の清算などを持ち出しているあたり、さしずめ戦後レジームの強化を画策しているのではないだろうか。
GHQの工作や、その後の一方的な日米同盟の姿を見れば、在日米軍の存在目的の半分以上は、日本支配にあるのは明白だが、最近良く言われるG2と呼ばれる、中国、アメリカによる日本管理体制が本当だとすれば、反米親中の民主党が政権を取ることは、アメリカの政策としては矛盾しないのかもしれない。仮に在日米軍が日本を出て行って、その代わりに人民解放軍が駐留しても、実は米中の取り決めどおり、ということになりかねない。操られて踊っている日本の民主党は何も考えていないだろうが、検察や国税がこのまま鳩山逮捕に動かず、新聞で報じられているような民主党の圧勝劇が実現すれば、米中合作による民主党政権の樹立の疑いも強まるのではないだろうか。
メディアにいいようにコントロールされ、自分達の死刑執行にサインする大部分の日本国民が、GHQの占領時代から基本的に何も変わっていないことが証明されれば、マスコミによる愚民コントロールの貴重なサンプルが、また一つ増えることになる。そんなことになれば、さすがに靖国に祀られている英霊達でなくても、愚民化した日本人に愛想が尽きるわけで、今はそうならないことを祈るばかりである。

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