オーストリア紙の秋篠宮両殿下御訪問の報道に見る温かさと的確さ

オーストリア日本年:秋篠宮ご夫妻ドナウ川の旅 Die Presse紙 (原文 ドイツ語)

(日本語訳)
秋篠宮殿下と紀子妃殿下がウィーンを訪ねて来ました。秋篠宮殿下は天皇陛下の2番目の息子で皇位継承者第二位 日本との外交開設140年を記念する幅広い交流行事の名誉総裁です。オーストリア大統領ともお会いになり、また両殿下は小学校等様々なオーストリアの土地を訪問します。紀子様はドイツ語がとても流暢です。
"秋篠宮"とは文仁と教授の娘である紀子との結婚で独立した宮家で皇太子である徳仁に次ぐ地位であり皇室では重要な立場です。鳥類や爬虫類などの研究をしており、またその一方では将来の皇位継承者の誕生という重要な役割を果たしました。2006年の9月に継承順位第3位の子供として生まれた悠仁です。そしてこの子のいとこである皇太子の娘7歳になる愛子はこのポジションから押し出されることとなりました。
兄弟の関係はこの頃にはもうおかしくなっていたようです。秋篠宮は長く皇太子徳仁の立場をフォローしてきましたが皇太子は記者会見で妻の雅子の皇室におけるストレスについて 不満を訴えるというあるまじき行為をしてしまいました。皇太子の仕事とは天皇を支えることなのです。「このような話をする前に陛下と議論すべきではなかったのか」秋篠宮は珍しく上の立場にある兄を非難しました。
それ以後、皇居の外では密かにこのような考えが広まっています。皇太子一家は避けられない最低限の場合以外は両親の住居に近寄らなくなり 天皇は孫娘(愛子)に全く会えないでいると不平を漏らしました。これは暗に皇太子に対する批判を意味するものと捉えられます。そして彼が継承権を放棄して雅子と愛子と一緒に一般人として暮らしはじめるよう勧めるべきではないかということになります。
それから、秋篠宮が皇太子になると皇統を繋ぐ直系ラインが復活します。このような声は静かに東京の中心(皇居)の陰に隠れています。この白い髪をした皇子は数々の名誉職の仕事に専念しており そうでなければ宮殿で一般人のようなこともしています。 秋篠宮はビートルズのファンであることを打ち明けており 関東でもトップ10の腕前を持つテニスプレイヤーであり また日本の伝統的芸術である有栖川流書道を習得しています。
オーストリアを御訪問中の秋篠宮両殿下
2009年5月11日 オーストリアの首都ウィーンにてフィッシャー大統領夫妻と秋篠宮両殿下




(コメント)
オーストリア・ブルガリア・ハンガリー・ルーマニアからの招待を受けて、秋篠宮両殿下は5月10日~23日の予定で欧州を御訪問中である。Die Presse紙の日本語訳は、2ちゃんねるの既婚女性板から転載したものだが、記事の内容からは、Die Presse紙の秋篠宮両殿下を歓迎する善意の気持ちが伝わり、書かれている内容も的確で、オーストリアのマスコミの質の高さを窺わせる。中米韓の要人の来日以外、ろくすっぽ報道しない日本の反日マスコミと比べると雲泥の差を感じざるを得ない。テレビ局や新聞社の使命というのは、本来、オーストリアのマスコミのような誠実で教養を感じさせる報道にあるはずなのだが、日本の報道番組は韓国発、中国発と見まがうような報道バラエティなので、国民が政治的、社会的に馬鹿になるようなニュース報道が大部分だ。
日本のテレビ局(新聞社の大部分も)は自国の皇族(皇太子夫妻を除く)が他国で歓迎され、現地の親日感情にプラスの影響を及ぼしても、ほとんど報道しない傾向がある。熟年離婚特集や、一年中やっている無駄なグルメレポートの時間は省略しないが、天皇皇后両陛下のバルト三国訪問や秋篠宮両殿下のインドネシア訪問などは、ほとんどまとも報道をしなかったし、しても消極的で必要最低限の報道しかしていない。
これは日本の皇族に限ったことではなく、親日的な国の王族や首相、大統領が来日した場合も、その不謹慎な報道姿勢は変わらない。そのくせ、日本人にはどうでもいい、在日朝鮮人関連の民潭と総連の和解のニュースを大々的に報道したり、親日国で行われたごく一部の反日デモをあたかも大部分の総意であるかのように報道する一方、反日国の大規模な反日デモはごく一部であるかのように報道する。中国や韓国の主席、大統領が来日しようものなら、何日も前から大騒ぎだ。
民主党の小沢一郎が代表の辞任の意向を示したことで、反日マスコミは蜂の巣を突いたような騒ぎだが、国民の多くは解散総選挙などあまり興味がないのではないだろうか。遅くとも9月には自動的に解散するのに、こんなものでピーチクパーチクいつまでも騒ぐ方がどうかしている。マスコミは反日勢力の手先なので、民主党に政権を取らせて日本の実権を我らの手に、と考えているのかもしれないが、国民の不利益になるような政権交代は意味がないわけで、『政権交代』だけをキャッチフレーズにする民主党やマスコミは、国民を愚弄し続けているのではないだろうか。
話が少し逸れてしまったが、秋篠宮両殿下のご活躍ぶりは、土日の早朝にやっている皇室番組ではなく、本来、一般のニュースの中で報道するべきものだと思うが、歪んだ教育同様、反日勢力が国民に皇室に対する親近感を持たせないように、意図的に報道しないのだろう。例外的に東宮一家については、詳しく念入りに報道されるが、それは東宮一家が反日勢力が担ぐ皇統断絶のための御輿だからであり、それ以上の意味はないと思われる。
東宮が重要視される本来の理由は、皇太子が老齢の天皇陛下の名代を努める義務と責任からで、現在の今上天皇陛下が皇太子だった時分は、立派にその責任を果たされた経緯がある。現在の皇太子一家は、天皇皇后両陛下に支えてもらっている状態であり、両陛下も会見でそのようにコメントしている。実質的な名代として働かれているのは秋篠宮両殿下であり、東宮職(職員数は約50名)の三分の一にも満たない職員数で、三人のお子様の子育てと御公務、祭祀、皇室行事などを立派に両立させている。東宮一家以外の皇族がこれだけの犠牲を払っても、いまだに雅子さまのために皇室を変えるべき、という左翼や反日外国人のトンチンカンな意見が雑誌に掲載されるのだから、日本のマスコミがキ印の人間や犯罪者に対していかに寛容か、自ずと理解出来ようというものだ。
ハプスブルク家と縁が深いオーストリアでのマスコミの論調は、ヨーロッパ社交界の評価を実質的に反映しているのかもしれない。もちろん、韓国のような反日国もあるので、海外の評価をそのまま鵜呑みにする必要はないが、日本人だけでなく、外国のメディアもこのような冷静な見方をしている、という点で、参考になる記事なのではないだろうか。
正直過ぎるチャールズ王太子
2008年10月27日に来日した、チャールズ王太子、カミラ公妃

当然ながら、この時の写真は英国のTimes on Lineにも掲載されている。



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