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Date : 2009年04月10日

白人欧米国家による奴隷貿易の真実

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白人欧米国家による奴隷貿易の真実

侵略の世界史  ~この500年、白人は世界で何をしてきたか~



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なぜ人間が人間を奴隷とする思想が生まれたのか

奴隷とは、人間としての権利・自由を認められず、他人の支配の下に、諸々の労務に服し、かつ売買・譲渡の目的とされる人のことである。日本人には、古代から奴隷という言葉も奴隷制度などの風習も全くなかった。世界唯一の平和な国であった。日本では、同じ人間を牛馬と同じ感覚で家畜のようにこき使い、商品として売買するなどという非人道的なことは、とても考えられなかったのである。

日本にも古代、奴婢という言葉があった。これは律令制の賎民の一種で、最下位の召使いの男女のことだが、彼らとて、どこまでも人間であって、家畜ではなかった。西欧の白人たちが、人間を奴隷に落として、なぜ罪の意識を感じなかったのだろうか。それは旧約聖書に都合の良い解釈があったからだ。

造物主の神は、その代理人としてまず人間を作り、その下に被造物の動物、その下に万物を創られた。人間は神の代理人であるから、動物を家畜として支配し殺し、食してもよい。奴隷は家畜と同格だから、人間のためすべてを捧げるのは当然といった具合である。狩猟、牧畜、遊牧の民といった、動物を殺し食することを生業とする民族に都合よく考えられたのが、キリスト教である。

これに対して、日本のようなモンスーン地帯の農耕民族の民は、植物を食の対象として暮らし、仏教の殺生禁断を旨とし、生き物を殺すことにも、あわれみと罪を感じて暮らしてきた。ましてや、人間仲間を家畜としてこき使う思想は育たなかった。キリストの神の教理による奴隷制度の正当化の下、南北アメリカ大陸やアフリカ大陸で、白人の人間家畜としての奴隷の大量貿易、大量酷使、大量殺戮の悲劇の時代が始まるのである。

残虐非道の奴隷狩り、奴隷貿易の実態

最初にアメリカ大陸に到着したスペイン人は、簡単にアステカ帝国やインカ帝国を亡ぼし、金銀宝物を略奪し、反抗する先住民を見境なく殺していった。その数は前章でも触れたように、多く見積もって1億人(白人がもたらした流行病死も加えて)に上るといわれる。これでは金銀の鉱山が発見されても、採掘の労働者が足りない。砂糖や、コーヒー、タバコなど白人に都合のよい植物農耕のための人手も足りない。

そこで彼らが考えたのは、アフリカから労働力として黒人奴隷を連れてくることであった。かれらは原住民を殺し過ぎた結果、労働力不足に気がつき、鉱山労働力や農場の労働力を、アフリカから収奪することになる。白人たちは多数殺しておいて、その穴埋めにまた悪事を働く。ここに人類史に刻まれる二つの悪行を、彼らは同時に進めることになった。
(中略)
奴隷狩りには、三つの方法がある。
第一は拉致、誘拐である。動物を捕らえるように待ち伏せして、通りがかりの先住民をさらってゆく。第二に白人奴隷商人とアフリカ人首長の契約。首長が他部族に戦争を仕掛け、捕虜を大勢捕らえて商人に渡し、代わりに安物の鉄砲やタバコや酒、ガラス玉と交換する。第三は首長が白人と組んで同胞を売り渡す、支那の買弁的行為である。

集められた悲運の奴隷達は海岸の奴隷貯蔵庫に格納され、奴隷船が来るのを何日でも待たされる。奴隷貯蔵庫の地獄絵のような悲惨の実態は、文化人類学者川田順造氏の『曠野から』の実態調査報告で知ることができる。奴隷船には複数の奴隷商人の商品(奴隷)が積み込まれるため、所有者の見分けがつくように、牛馬のように腕や腹に烙印を押され、二人ずつ鎖でつながれて暗い船倉に放り込まれる。船倉は天井が低く、立つことも横になることもできない。奴隷たちはそこに詰め込まれ、汗まみれ、くそまみれの生き地獄が待っている。だから航海中に半分以上は死亡した。死体は無造作に大西洋に捨てられ、魚の餌食にされたのである。

人道無視、国家ぐるみの大犯罪

十六世紀から十八世紀にわたる奴隷貿易は、欧州、アフリカ、新大陸の三大陸にまたがる三角貿易によってがっちりと組み立てられ、欧州に莫大な利益をもたらしたのである。参加した国は、ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランスの五ヶ国である。奴隷商人たちは、ヨーロッパから安物のビー玉、火器(銃器)、木綿の工業製品をもってアフリカ・ギニア湾岸にいたり、黒人奴隷と交換し、奴隷を南米ブラジルや西インド諸島で売り飛ばした。次にその金で土地の砂糖、綿花、タバコ、コーヒーなどの亜熱帯農産物をしこたま積んで、ヨーロッパに帰ってくるのである。三角貿易の完成だ。この貿易は一貿易で三重の利益が得られる。中でも最も巨利を博したのはイギリス、フランスであった。

奴隷貿易で最盛期を迎えるのは、十八世紀である。推計では十六世紀は九十万人、十七世紀は三百万人、十八世紀は七百万人、十九世紀は約四百万人が奴隷として売買されたといわれている。概算1500万人である。一人の黒人を新大陸に連れて行くまでに、五人の黒人が中途で死んだという恐るべき推計があるから、アフリカから働き盛りの黒人が数千万から一億人近く連れ出されたことになる。

黒人奴隷を一番多く移入したのはカリブ諸島で約40パーセントを占め、次に砂糖のプランテーション労働などのためブラジルへ38パーセントが運ばれた。残りはアメリカ南部のプランテーションである。アフリカは大きな大陸でありながら、現在世界一過疎の大陸になったのは、働き盛りの男子を大量に新大陸に奪い去られたからである。その後、十九世紀にいたるヨーロッパ列強の、アフリカ分割植民地支配を受けて、現在のアフリカの貧困、民族紛争も、すべて白人の勝手な収奪、不合理な民族分割の結果である。特に人身売買、奴隷貿易などの人類史上の大犯罪は、イギリス、フランスなどの国家自らが組織的に犯したのである。

なお十六、七世紀に新大陸から大量の金銀がヨーロッパに奪い去られていった。その過酷な鉱山労働に、インディアンと黒人奴隷が酷使された。ヨーロッパにもたらされた金銀は、やがて産業革命からヨーロッパ資本主義の原資となった。またこの金でヨーロッパ商人はアジアから香辛料、茶、ゴムなどを大量に買い入れて儲けた。これもアメリカ、ヨーロッパ、アジア大陸にまたがる三角貿易として、ヨーロッパに巨万の富をもたらしたのである。非白人の汗と血と苦痛の収奪、犠牲で支えられたことを忘れてはならない(P158~P164)

(コメント)
アメリカ大陸とアフリカ大陸の原住民の悲劇の一つは、文字を持たなかったことである。そのため、抹殺されたインディアスや奴隷貿易による犠牲などの正確な被害の把握は、白人側から推計したものしかないが、それでも膨大な数の人間が、白人による非人道的行為の犠牲となっている。現在のヨーロッパの華麗さは、物言わぬ有色人種の犠牲者達の白骨の上に築かれたもので、その要因がキリスト教という教えにあるのか、種族の方に問題があるのか、ここでは触れないでおこう。

アフリカ諸国は幾何学的で直線的な国境線が目立つが、あれは早い者勝ちで切り取った欧米の植民地がそのまま独立したためで、当然、民族構成や、部族の構成は無視されているので、現在の部族間の対立の原因となっており、今でも紛争や虐殺が絶えることなく続いている。奴隷貿易によってアフリカ大陸が過疎化した事実にも驚くが、牛馬以下の環境で奴隷を輸送すれば、奴隷の大部分が死んでしまうのは当たり前のことで、それを平然と何百年も続けた欧米人の根性に呆れるよりほかない。これで白人様は昔から情け深く、人権意識が高いと言われても、何のジョーク?としか返答出来ないのだが、現在の日本の教科書では、ヨーロッパが人権発祥の地として教育され、その他の地域は人権意識の遅れた地域として教えられている。勝者が歴史を作るとは良く言ったものだ。

白人による冷酷無比な植民地支配と日本人の統治の違い

日本のパラオ統治時代の学校の写真 
パラオ日本統治時代 学校

日本人とパラオ人の集合写真
パラオ日本統治時代 集合写真

日本は戦前、国連の委託を受けて旧ドイツ領だったパラオを信託統治した時期がある。インフラを整備し、工場を建設して雇用を創出、子供達には内地の子供達と遜色のない公教育を施し、治安も良かった。今でもパラオのお年寄りの中には日本の統治時代を懐かしむ人がたくさんいる。日本の統治と白人の植民地支配とは実情が全く異なり、台湾、韓国においてもパラオと同等かそれ以上の内政が行われていた。戦後、日本は外地を失って発展し、欧米は植民地を失って衰退した。この事実が全てを物語っている。

掲載写真は 私達の先人は大東亜戦争を戦ったのです より転載

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