シーシェパードから日本の捕鯨を守れ

シー・シェパード「軍用級の兵器を民間人に使うのは違法だ!」 日本捕鯨船団の音ビームに撃退され反発 産経新聞

南極海で過激な捕鯨妨害を続ける米環境保護団体シー・シェパード(SS)に対し、日本の調査捕鯨船団が、音波を大音量で浴びせる長距離音響発生装置(LRAD)を使用していたことが7日、わかった。ソマリア沖の海賊撃退にも使われているLRADが、捕鯨船団に装備されるのは初めて。SSは、LRADの放射を直接浴びやすい高速ゴムボートでの接近をあきらめ、抗議船そのもので捕鯨船へ体当たりする攻撃スタイルに切り替えており、南極海では依然、危険な状態が続いている。
LRADは、人間に不快な周波数の音波を放射する直径80センチほどの円盤型の装置。相手を傷つけずに、攻撃意欲を失わせることを目的に開発され、耳をつんざくような“音のビーム”で相手の接近を阻止する。近年、民間船舶も装備し、ソマリア沖での海賊撃退にも成功例があるほか、米国などの治安部隊が暴徒を鎮圧する際にも使用している。
日本の水産庁は「船団の安全を考え、詳細は言えない」としながらも、今回、船団に複数台のLRADを積んでいることを認めた。薬品入りの瓶を投擲(とうてき)しようと捕鯨船に接近するSSの高速ゴムボートに向け、2月から使用を開始。執拗(しつよう)な妨害を阻止することに成功しているという。
SSは「軍用級の兵器で、民間人に用いるのは違法だ」と主張しているが、水産庁は警察庁などと事前に協議し、使用に際して国際法や国内法にも抵触しないことを確認した上で装備を決めており、「違法性はない」と反論している。
SSのポール・ワトソン船長は6日、「この装置により、妨害活動に集中することが困難になったことを認めざるを得ない」との声明を出す一方、なおも捕鯨船団の近くで妨害の機会をうかがう方針を示している。

捕鯨反対運動は白人による日本人差別
◇鯨と靖国 帝京大教授 高山正之
さきの戦争では、日本は米国のほか、欧州のほとんどの国と戦ったことになっている。
その証拠に戦後、日本から賠償金を取り立てる行列には英、仏、蘭、ソ連のほか枢軸国仲間のイタリアも永世中立国のスイスも並んでいた。スイスは一般的にはウイリアム・テルの国みたいに言われる。しかし実際にはナチの犠牲になったユダヤ人の財産を横領したり、敗戦日本にたかったり、どちらかといえば悪代官ゲスラーに近い素顔を持っている。
戦争もしないで儲けたスイスはともかく、日本と戦った英仏蘭は「ひどい目にあった」と国際経済学者のジャン・ピエール・レーマンが正直に語っている。
例えば戦前の英国はインドやビルマを、フランスは仏印を植民地にし、阿片を売り、子供にまで税を課して、その上がりで豊かに暮らしてきた。
ところがあの戦争で日本にあっさり負け、気がついたら彼らは貧しい欧州の小国に戻っていた。「日本は負けたが、それは米国が勝っただけで、これらの国々は負けて植民地を失い、兵士は捕虜にされた。その屈辱は晴らせなかった。それが戦後の対日観の根底にある」と。
だから日本人が焼け跡で立ちつくしている間はまだよかったが、いつの間にか新幹線を走らせ、ニコンやソニーが売れ始めると、もう腹立たしくなる。
オランダは腹いせに二度目の賠償を取り、フランスは日本の首相をトランジスタ商人とくさし、元捕虜のピエール・ブールは日本人を猿に擬し、「猿の惑星」を作って侮辱した。あいにく日本人はこういう悪意に鈍感で、この映画は日本で大ヒットし、彼をもっと悔しがらせた。
広島、長崎で原爆実験もやり、十分に憂さを晴らしたはずの米国も、気がつけば沖縄をただで返還させられ、安全保障はただ乗りされ、おまけに対日貿易赤字がやたら膨らんでいた。こたえない日本に、彼らが再び手を組んで苛めを計画した。捕鯨禁止だ。
米国はメルヴィルの時代から好きに鯨を獲りまくった。彼の「白鯨」にあるように皮下脂肪から取れる鯨油で「オレンジのように鯨を剥き」あとは海に捨てていた。戦後も鯨油は車や飛行機の最高の潤滑油として珍重されたが、対日赤字が問題になってきたころ、鯨油に代わる合成油が誕生した。
米国の捕鯨は終わった。英仏も状況は同じだが、日本だけは違った。鯨は日本人の文化であり、資源だった。70年代末、国際捕鯨委に出た日本は吃驚する。加盟十五ヶ国の会議に、新たに二十四ヶ国もが入ってきた。いずれも鯨とは無縁のケニアやセネガルなど英仏の元植民地と米国の裏庭に住むドミニカ、そしてゲスラー・スイスもいた。
おまけにそれらの国の代表には、シドニー・ホルトなど英米の知られた自然保護運動家が座っていた。かくて日本苛めの捕鯨禁止が大勢を占め、会議場では日本代表に英仏の運動家がインクをかけたり、唾を吐きかけたり。場外からはポール・マッカートニーが「人間の友、鯨を食う日本人は人肉食い野郎だ」と発言したのもこのころだ。
日本人が標的だったのは、同じ捕鯨国のノルウェーやエスキモーはこの非難から除外されたことでわかる。かくて焼け跡時代も通して日本人のエネルギーだった鯨のベーコンもサラシ鯨も尾の身も、食卓から奪い取られた。すべては感情的な苛めからだった。
日本人は怒った。珍しく役所も一緒に二十年、この不当な扱いに抵抗した。こういうとき歩調を乱すものが必ず出てくる。このときは朝日新聞だ。「鯨を食わなくてもいいじゃないか。世界を敵にするより鯨を諦めよう」と。
別に鯨が食いたくて抗議しているのではない。それを百も承知で、論理を見事にすり替える。靖国神社がどうの、A級戦犯がこうのと、中国人や朝鮮人が騒いでいる。日本人は、よその国が日本人の心のあり方にまで口を挟んでくることが失礼だといってきた。
そうしたらまた朝日がヘンなメモをもとに、「昭和天皇のお言葉」だから分祀しようとか言い出す。ここでも論理を見事にすり替える。韓国人スリ団よりたちが悪い。
週刊新潮 2006年8月10日版 144ページ

(コメント)
日本が頑なに捕鯨を守ろうとしているのは、日本の食糧自給率が40パーセントしかなく、世界的な食料危機が訪れた場合、鯨が日本人にとって貴重な動物性蛋白源になるからである。卵や鶏肉、豚肉は高い自給率を維持しているが、鶏や豚の餌の原料はほとんど輸入に頼っており、輸入が途絶えればあっという間に口に入らなくなる。
江戸時代の人口は3000万人程だったが、この程度の人口ならば肉をほとんど食べなくても、国産の魚介類や農産物でなんとか慎ましやかに暮らしていけた。しかし現在の日本の人口は1億人以上おり、いったん食糧危機になれば動物性蛋白源の不足は目に見えている。いざという時のために備えて、捕鯨の灯は細々とでもいいからともしてしていかなければならないだろう。何にでも言えることだが、完全に伝統が途絶えてしまうと、それを復活させるのは容易ではないからである。
だいたい鯨どころか、人間であるインディアンやアボリジニを絶滅寸前まで追い詰めたアングロサクソン(主に英語を話す白人種)が一体どの口で日本を非難するのか、不思議と言えば不思議だが、ソマリアの海賊と違って、シーシェパードの船を撃沈すれば大問題になることは間違いない。建前はどうあれ、現在の世界の支配人種は白人だからであり、有色人種のオバマが一応、世界最強国のアメリカの大統領にはなったが、オバマは白人支配者層の操り人形に過ぎないからである。
白人達、特にアングロサクソンは、自分達の世界史における罪深さを無意識のうちに自覚しており、日本を悪者にして攻撃することで、その罪悪感から現実逃避しているようにも見える。日本は悪い!日本は悪だ!と思い込むことで自分達が正義であると錯覚したいのだろう。アメリカが日本の民間人を無差別爆撃や原子爆弾で虐殺しておいて平然としていられるのは、日本に冤罪を着せて現実逃避しているからであり、中国や韓国は、南京大虐殺や従軍慰安婦等の歴史捏造を行ってこの現実逃避を手助けしているのである。
日本人は反日勢力の工作により、人権だの差別はいけないだのとしつこく教え込まれているので、世界は名実共に人種平等だと本気で信じている節があるが、日本の過剰な人権教育は主に某民族の悪行を隠蔽するための工作活動であり、外国人が日本に侵入しやすくするための布石でもある。日本人の民族意識を弱体化させ、日本を乗っ取るための工作活動の一環だろう。その証拠に地球市民なんていう不気味な生物は日本以外では発見されていないし、人権団体と反日勢力は地下茎で深く結びついているのが現実である。
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